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「総合的な探究の時間」夏のフィールドワーク②

29日には、鹿妻穴堰の頭首工や関連施設を訪問したグループがありました。鹿妻穴堰は雫石川の水を盛岡の南部や矢巾町に引水する用水路です。1597年に工事が開始され、現在4600ヘクタールの水田を潤しているそうです(これがなければ、矢巾は荒れ地のままでした)。それだけではなく、洪水を防ぎ、生活用水や防火用水を提供し、また、28日の水生生物調査でもわかるとおり、多くの生物を育むものとしても機能しています。まさに、環境を保全する「SDGs」です。

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 そして30日には御所ダムを見学するグループも。これらの調査を通して、盛岡や矢巾の水、農業、環境、水力エネルギーなど、先人たちが自然と調和しながら築いてきた岩手の人々の暮らしの様子が垣間見られました。

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 他にも、ご当地ヒーローを調べたり、企業や行政のSDGsの取り組みを調べたり、地域おこしの政策、世界遺産、郷土の文化・歴史、スポーツ、異文化理解・・・・など、それぞれのテーマに取り組んでいます。生徒の皆さんがこの成果を持ち寄るのが楽しみです。