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令和5年度「総合的な探究の時間」フューチャーデザイン×財政教育プログラム

令和6年2月27日、本校2年生は「総合的な探究の時間」の一環として、矢巾町と財務省盛岡財務事務所のみなさんのご協力で「フュチャーデザイン×財政教育プログラム」のワークショップに取り組みました。

主会場(本校第一会議室)での様子

ところでフューチャーデザインとは?
矢巾町が政策決定をする際の考え方で、本校の「総合的な探究の時間」でも取り入れています。
私たちは、日頃、目先のことに気をとられ、様々なことを決定しています。でも、それでは、今の問題を先送りにしてしまうだけかもしれません。だからこそ、現代の視点から未来を考えるのではなく、未来の視点から現代を考えるのです。具体的には、仮想将来人(未来人)になりきって、そのときにどんな問題を抱えているのかを想起し、その問題を起こさないように、今の取り組みを決定して行くのです。

この考え方が昔から定着していれば、年金問題も、赤字国債の問題も、環境問題も、今の私たちが抱える様々な問題も存在しなかったかも知れませんね。サスティナブルな社会構築には欠かせない発想なのです。

この「フューチャーデザイン」の考え方に則って、日本の財政の抱える問題点を考察してみました。

各教室のワークショップの様子 黄色いハッピは「仮想将来人」のしるし! 

今回は、人文学系の生徒が主会場の第一会議室で、他学系の生徒は、Teamsによって配信をつないだ各教室で、財務省盛岡財務事務所や矢巾町の皆様のリードによるワークショップに取り組みました。

各教室での配信の様子。タブレットにはあらかじめ資料が保存されています。
資料を確認しながらワークショップに取り組みます。

講義を受けた後、実際に模擬国家予算を作成してみました。

どんな未来を作るべきか、真剣に取り組みます。

未来社会がより豊かなものになるかどうかは、今の私たちの決定に委ねられていることを学ぶことが出来た、良い経験となりました。