「総合的な探究の時間」裂き織り体験 「株式会社幸呼来Japan」さんを訪問してみた!!
11月15日の定期考査最終日、午後の時間を利用して、有志生徒が体験学習や企業訪問をしました。こちらは「株式会社幸呼来Japan」さんです。
「幸呼来Japan」さんは、「裂き織り」によって様々な商品を作っていらっしゃる会社です。
裂き織りとは・・・木綿の生産が難しい寒冷な東北地方で、使い古した綿織物を裂いて横糸とし、新しい布に作りなおすことです。単なるリサイクルではなく、高いデザイン性、機能性を兼ね備えた布に生まれ変わるのです。
「幸呼来Japan」さんでは、さんさ踊りで使われた浴衣(各団体おそろいの浴衣は毎年更新されるので古い浴衣があまる)を素材として利用するところから始めたそうです。素晴らしいアイデアですね。
「幸呼来Japan」さんには、もう一つ大きな特徴があります。それは障がいを抱えていらっしゃる方を雇用しているということ。もともと、支援学校の生徒のみなさんが裂き織りの実習をしているのを見て、この技術を埋もれさせるのはもったいない、と言う発想から会社を立ち上げたそうです。
会社の方にお話を伺ったところ、「働いてる皆さんは、集中力に秀でていたり、繊細な作業が得意だったりと、それぞれが個性と能力を持ち、それを生かしている。『障がい』ではなく、それは『個性』や『強み』。この仕事には働いている皆さんのそれぞれの能力が必要」とおっしゃっていました。
生徒は大変良い経験をさせていただきました。働くこと、生きること、「もったいない」の精神、SDGs・・・・様々なことを考えさせられた体験となりました。
訪問を受け入れてくださった皆様、大変ありがとうございました。